ジヴレ地にエッチングでスミレの花がレリーフされた無色のガラスに、エナメル彩と金彩が施されたモンジョワ(ルグラ)の中でも最も人気の高いパターンとして知られるスミレ文の花瓶です。
資料画像は1899年のLegrasのカタログからの抜粋です。
本品はオランダ風コルネと名付けられたモデルで15cmから40cmまで5cm刻みに6種のサイズがあり本品は2番目に大きなサイズだったようです。
ルグラに関する専門書によると、本品はモンジョワ(ルグラの高級品シリーズ)に属するが16000番台と17000番台の製品にはサインが無いことが多いとのことです。
【サイズ】 | 高さ:35cm 口径:9.5cm 台座直径:11.7cm |
【年代と国】 | 19世紀末〜20世紀初頭 フランス |
【サイン】 | ありません。 |
【状態】 | 良好。 |