これがシュネデール(シュナイダー)？と意外な感じを受ける方が多いと思いますが、ドームから独立して間もない初期の作品です。
ドームはベルリューズ、ガレは玉葱花瓶と呼んだこうした鶴首花瓶はアール・ヌーヴォーのガラスの一つのスタイルで20世紀初頭に多く作られました。
特にドームはこの手の花瓶をたくさん残しており、ドームで働いていたシュネデールが、同じくドームで使われていたフィリグラネ（細い縦縞文を入れる手法）でこのベルリューズを作ったのは不思議ではありません。
資料画像はCarolus Hartmann著Glasmarken lexikonというガラスのサイン事典と、Charles Schneiderの本（表紙画像掲載）からの抜粋です。

【サイズ】　高さ:40.3cm　口径:3.2cm　胴径:15.8cm【年代と国】　1918年〜1924年　フランス【サイン】　赤白青の捩じり飴状のガラス片が溶着【状態】　良好。　口に小さなチップ（或いはカットの不具合）あり。