ガリアはフランスの代表的な銀器メーカーであるクリストフルが、アールヌーヴォーからアールデコ期にかけて作った一部の製品に銘打ったブランド名で、材質は柔らかいラインの造形に適した錫などを混ぜた合金（alfenide）が用いられ、従来の銀メッキ製品より耐久性が高かったといわれます。
また、当時の流行を反映したデザイン重視の美しいものが多いのも特徴です。本品も海藻モティーフのアールヌーヴォーデザインが実に綺麗なラヴィエ(おつまみ皿）です。
無色透明なガラス皿を透かして見える台座の装飾が見どころというユニークなコンセプトで作られたお洒落な一品です。

【サイズ】　高さ:全体17cm ガラス2.7cm幅28cmｘ14cm　コルネ:高さ30cm 口径18.5cm【年代と国】　1900〜1908年　　フランス【サイン】　Alfenide（洋銀）、製品番号、　GALLIA METALの刻印 【状態】　良好。　1枚のガラスに小さなチップやクラックあり