『ランピヨン』と名付けられたルネ・ラリック1927年のモデルで、戦後の復刻はありません。
ランピヨンはパリ近郊の素朴なゴティックの教会があるだけの村の名前です。
因みに『カボションと小花』とも呼ばれるようですが、正にこの花瓶そのものズバリを表しています。
無色、黄色、スモークのヴァリエーションもありますが、本品は最も人気がありこのデザインを最大限効果的に見せるオパルセントガラス製です。
カボション部分はクリアに磨かれ、小花模様がレリーフされた部分にはブルーグリーンのパティネが薄く施されております。
小さくて可愛らしい花瓶ですが、意外に重く安定性もあります。
資料画像はMARCILHAC著カタログ・レゾネからの抜粋です。

【サイズ】　高さ:13.2cm 口径:11cm　重さ:722g【年代と国】　1927年　フランス【サイン】　彫りでR.LALIQUE FRANCE【状態】　良好