型成形で薔薇がレリーフ状にデザインされた無色のクリスタルの内側がフロスト加工され、外側が透明という変わったシェード（普通は逆で、外側がフロストされます）は、バカラがHETTIER & VINCENTエティエ・ヴァンソン（アールデコの照明器具の愛好家や業者の間で高く評価されている20世紀初頭のパリの照明器具専門店兼製作者）の為に作ったものです。
バカラのアールデコのシェードというのは珍しく、初めはまさかと思いましたが当時のH&Vのカタログに明記されています。（資料画像参照）
真鍮製のスタンドはバカラでもエティエ・ヴァンソンでもありませんが、しっかりした造りで、アームの高さや角度が自由自在に変えられ、好きな位置で固定できるシステムになっております。

電気はフランス仕様ですが、日本でそのまま使える状態でお送りいたします。
手元スイッチ付き、電球はピン式B22口金タイプ使用です。

【サイズ】　高さ(全体):56cm　台座直径:14.3cm　シェード:直径約11cm 高さ約15.5cm【年代と国】　1920〜1930年代　フランス【サイン】　ありません。【状態】　良好。