フォークとナイフを兼ねた珍しいメロン用フォークです。
19世紀末から20世紀初頭ぐらいまで使われたアイテムで滅多に出ませんが、美しいものが多く高級品だったことが分かります。
本品はごていねいに先の部分にメロンの図柄のグラヴュールがあり、分かりやすいですが、我家で使っているプレーンなものを最初に見た時はメロンフォークとは思いもよりませんでした。
ハンドル部分は資料画像（1895年版カタログ）にあるように『ルイ15世 菊 』というモデルです。
因みに当時のクリストフルのカトラリーはシンプル、1/4リッチ、1/2リッチ、リッチ、ヴェリーリッチと5段階のグレードがあり、本モデルはヴェリーリッチに属しております。
また、メロンフォークはあらゆるカトラリーの中で最も高価なアイテムで、テーブルフォークやナイフの約2倍したようです。
メロンに限らずサラダや魚料理、ケーキなどにも使えて便利です。

【サイズ】	長さ:21.5cm　幅:2cm
【年代と国】	19世紀末　　フランス
【サイン】	CHRISTOFLEのロゴと 　天秤のマーク
【状態】	良好