多層被せガラスにアシッドで湖水風景をカメオ彫りしたMuller兄弟社のシェードとイチョウの葉の装飾のある鍛鉄のスタンドが絶妙に調和した美しいランプです。
灯りを入れると、夕焼け空と夕日に赤く染まった湖水の畔、黒いシルエットの木立越しに対岸の村の教会や森、山の端を望む景色が浮かび上がり、ノスタルジーを誘います。
スタンドもH. FOURNET（アンリ・フルネ）というリヨンの鍛鉄工房で手造りされた良質なものです。
因みにフルネはMuller、Schneider、Daum、Majorelle、Delatteなどと仕事をしており、アール・ヌーヴォー、アール・デコの専門家の間では定評のある鍛鉄工芸家です。

電気はフランス仕様ですが、日本でそのまま使える状態でお送りいたします。
手元スイッチ付き、電球はピン式B22口金タイプ使用です。

【サイズ】　高さ:全体40.5cm　シェード:14.5cm 　台座径:約12.5cm シェード口径:14.5cm【年代と国】　20世紀初頭　フランス【サイン】　シェードにMULLER FRES LUNEVILLE　台座にLE FERFORGE H.Fの刻印【状態】　良好 。シェードに気泡が弾けた跡らしき疵あり。