透明クリスタルの表面にエッチングで刻まれた蛸唐草に似たアラベスク模様が特徴的な、お馴染みROHANのキャラフです。
いわゆるRohanパターンのキャラフは色々なシェイプのものがありますが、本品はコロンと丸いボディーに太い首、そして思いっきり大きなストッパーが付いたモデルです。
1940〜1950年代のバカラのキャラフは、このような安定感のあるボディーに大きくて重いストッパーが付いたデザインが多いようです。
本品はストッパーにLe Berkeleyのロゴが入っておりますが、これは1920年から現在まで続くパリの有名なレストラン『ル・ベルクレー』で使われたものと思われます。
シャンゼリゼ界隈のマティニョン通り(有名オークションハウスや画廊が並ぶ高級なエリア)に大きな店をかまえ、当時はセレブ御用達のレストランだったようです。
資料画像はバカラの1960年頃のカタログからの抜粋です。
【サイズ】 高さ:23.5cm(栓含む) 16cm(本体) 口径:5cm ストッパー:幅7.7cm 重さ307g 満水容量:880㎖【年代と国】 1950年代 フランス【サイン】 アシッドのマーク【状態】 良好