大変珍しい19世紀後半のオイルランプのヴェイユーズ(常夜灯)です。
中に簡単に出し入れできるオイルを入れるゴデと呼ばれる小さな器が付いた高級品で、赤色ガラスは本来教会などで用いられた高貴なものとされていたようです。
バカラの1907年のカタログにもまだこのようなオイルランプが掲載されておりますが、本品は更に古く、ルイ・フィリップ時代からナポレオン三世時代のものと思われます。
中のゴデの底に穴が開いており、オイルランプとしては使用できませんが、キャンドルホルダーとして使えます。
【サイズ】 高さ:16.5cm 胴径:9.7cm 台座直径:8.5cm
【年代と国】 19世紀後半 フランス
【サイン】 ありません。
【状態】 良好。