ロテュス(蓮)と名付けられたルネ・ラリック1923年のモデルで、有名なグラスシリーズに先駆けて創られた小鉢です。
ラリックのガラス作品としては初期の部類に入り、アール・ヌーヴォーの名残が感じられる美しいモデルです。
蓮の花の細かな襞を表現する細い線が涼しげで美しく、底に裏から黒エナメルを入れた花芯が透けて見えるところがアクセントになった優れたデザインです。
ロテュスは非常に稀少で高価、マニア垂涎のモデルの一つです。
同シリーズのキャラフもございます。こちらからご参照ください。
【サイズ】 高さ:6.7cm 口径:12cm 底径:5cm【年代と国】 1920〜1930年代 フランス【サイン】 底にあった筈ですが磨耗して消えたようです。【状態】 良好