一見ギリシャ彫刻のようにも見える彫の深い美しい顔立ちに、憂いを帯びたやや厳しい表情をうかべたマリアさまです。
聖母像はほとんどの場合立像ですが、珍しい胸像で、しかも堂々としたヴォリュームと重さがあります。
フロスト加工をほどこした半透明部分とクリアに磨かれた部分のコントラストが美しく、聖品であると同時に古美術品としても価値の高いバカラならではの逸品です。
資料画像は1893年版バカラの型物カタログからの抜粋で、”Buste Vierge”とは聖母(マリア)胸像という意味です。

【サイズ】　高さ:27.5cm　幅(最大):13.5cm　台座直径:10.4cm　重さ:3.25kg【年代と国】　1890年代　　フランス【サイン】　背に型でBACCARAT DEPOSE【状態】　良好。