ボシュエ(人名)と名付けられたサン・ルイ1930年代のモデルです。
リキュールはアルコール度も値段も高く、昔は今より更に貴重な高級嗜好品だった為、リキュール用の酒器には凝った美しいものが多く見られます。
鍵のかかる立派な櫃に入ったcave à liqueurというものもあり、アンティックの一つのジャンルにさえなっております。
本品は小さなキャラフ2、リキュールグラス9、トレー1のセットです。
典型的なアール・デコのシェイプは同時代のバカラやラリックの製品にも見られるものですが、マットな金彩をポイントにしたところなどにサン・ルイらしさが表れております。
資料画像はサン・ルイの1930年版カタログからの抜粋です。

【サイズ】　トレー:縦横22cm ｘ30.2cm 高さ2.5cm　キャラフ:高さ(栓含む)25cm 底径8.7cm　グラス:高さ6.7cm 口径5cm【年代と国】　1930年代　　フランス【サイン】　ありません。【状態】　良好。トレーの縁に2mmほどの浅いチップあり。