白、アンバーの濃淡、暗褐色の多層被せガラスに、蕾、開き始め、満開の三態のバラの花がアシッドでカメオ彫りされた美しい吊りランプです。
d'argentalのサインがありますが、これは作家名ではなく、サン・ルイ傘下のポール・ニコラ*のガラス工房で作られたアール・ヌーヴォー様式の作品に銘打たれたブランドネームです。
エミール・ガレの工房作品に優るとも劣らないカメオガラス作品は、非常に高く評価されております。
ブロンズの金具もアール・ヌーヴォーのデザインが施された美しいもので、ヴァスクに良く似合い、美術工芸品としての価値を高めているように思います。
電気はフランス仕様ですが、日本でそのまま使えます。
ピン式電球(口金B22)使用になっております。
*ポール・ニコラについては
こちらもご参照下さい。
【サイズ】 | 高さ(全体):52cm 天井金具直径:18cm ヴァスク直径:36cm |
【年代と国】 | 1919年〜1920年代前半 フランス |
【サイン】 | カメオでd'argental |
【状態】 | 良好 |