花や蝶が繊細なタッチで刻まれた美しいサーヴァーです。
20世紀以降のケーキサーバーは、平たくフラットな物が殆どですが、
19世紀のものは何故か本品のように湾曲したシャベルのような
タイプが一般的だったようです。
一見使い辛そうですが、すくった物をこぼさない為の形なのでしょう。
お菓子に限らず、魚やサラダや色々に使えそうです。
シャベルの部分は銀無垢で、柄は銀製の外殻の中の空洞部分に
詰め物がされたタイプです。（このような膨らんだデザインの柄は
大概同様の仕様になっております。）
柄のメダイヨンの中にモノグラムが入っております。

【サイズ】　　　長さ：33ｃｍ　　重さ：148ｇ
【年代と国】　 1880〜1890年代　　フランス
【サイン】　　　 シャベルと柄の両方にミネルヴァ（純銀950）の刻印