タンと名づけられたルネ・ラリック1924年のグラスシリーズのキャラフで、戦後の復刻は無い大変稀少なモデルです。
キャラフ本体は他のいくつかのモデルと同じ型を共用したシンプルなシェイプですが、グラスのステムをそのまま使ったような細長い栓が個性的です。
栓はよく見ると葡萄の房とそれを繋ぐ蔓を模ったレリーフ模様になっており、黒いエナメル彩が施されております。
滑り止めと装飾を兼ねたお洒落なデザインは、さすがラリックです。
資料画像はMARCILHAC著カタログ・レゾネからの抜粋です。
【サイズ】 高さ(栓含む):27.5cm 栓の長さ:8.6cm 底径:11.2cm【年代と国】 1924年 フランス【サイン】 彫りでR.Lalique France【状態】 良好。底に石灰膜少々あり。