型でレリーフされた薔薇の蕾が輪状に連なったガラスのフレームが美しい楕円形の卓上鏡です。
本来は額縁としてBOUTONS DE ROSESと題されたルネ・ラリック1944年の作品で、1951年以降に商品化されました。
薔薇の蕾は全部同じモティーフの繰り返しかと思いましたら、微妙に異なる数種のパターンがあるようです。
ほぼ全体にサティネされておりますが、使用によるものか最初から意識的にされたものか、飛び出しているところなど部分的にクリアになっております。
鏡は古びて多少曇りが生じておりますが、まだ使用に耐えます。
塗装された木のボードで裏打ちされており、クローム鍍金された真鍮板のスタンドが付いております。
スタンドはたためますので少し細工をすれば壁掛けにもなると思います。
資料画像はMARCILHAC著カタログ・レゾネからの抜粋です。
【サイズ】 | 全体:高さ 24cm 幅3.5cm 鏡:高さ16cm 幅12cm |
【年代と国】 | 1950年代 フランス |
【サイン】 | ありません。 |
【状態】 | 良好。裏板に小疵、汚れあり。 |
*説明に誤りがございましたので、訂正いたしました。(5月9日)