19世紀のフランスで流行したロシア風と呼ばれたタイプの銀のスプーン6本セットです。
ロシア風カトラリーの特徴は柄の部分が細い棒状になっている点で、優雅で繊細な装飾がほどこされた物が多いようです。
本品は小枝のような細い柄にロココ調のレリーフ模様が施され、先の部分はヴェルメイユ(銀に金鍍金)になっている高級品です。
ヴェルメイユは経年の使用により多少薄くなっておりますが、柄の部分の装飾はさほど擦り減ってはおらずくっきりとしております。
小ぶりで優美なティー(又はコーヒー)スプーンです。
ポール・トヌリエというパリの銀器メーカーの刻印があります。
【サイズ】 | 長さ:12.5cm 先の幅:2.5cm |
【年代と国】 | 1882〜1889年 フランス |
【サイン】 | メーカーマークとフランスの純度950/1000の 銀の刻印 |
【状態】 | 良好。先の部分に歪み若干あり。 |
長さの記載に誤りがございましたので、訂正いたしました。