梅と思しき枝ぶりの花枝や扇子、月のようでもありお盆のようでもある円形のものなどが型でレリーフ状に装飾された典型的なフランス風ジャポニズムの花瓶です。
サティネされた無色の部分とクリアな琥珀色のレリーフ部分のコントラストが効いて絵柄がより立体的に浮き上がり、乾隆ガラスのような趣きもあり、なかなか面白い作品です。
数年前に同じ型でオパルセントヴァージョンのものを一度だけ入手したことがありましたが、それ以来出会えなかった稀少な花瓶です。
【サイズ】 | 高さ:21cm 開口部:11cmx6.5cm 台座:10.5cmx9cm |
【年代と国】 | 1875年〜1900年頃 フランス |
【サイン】 | 型でBACCARAT |
【状態】 | 良好 |