バカラならではの大変美しい十字架です。
クリスタルのピュアな輝きが受難のイエスを神々しく浄めているかのようで、お顔の表情もむしろ安らかで痛々しさが感じられません。
クリスティアンにとっての尊い聖品でありながら、普遍的に純粋に美しいクリスタルの彫刻でもあります。
ガラスの十字架のキリスト像は意外に少なく、ルネ・ラリックの晩年の作が数点あるのみで、バカラでも他には無いようです。
私見ですが、本品も1930年にラリックが創った美しい十字架に触発されて作られたものかと思われます。とてもよく似ております。
台座もクリスタルで出来ており、さすがバカラの面目躍如たるところです。
【サイズ】 | 高さ(全体):26.8cm 幅(最大):16.3cm 十字架厚さ:2.2cm 台座:幅8.4cm 奥行7cm 重さ:1.43kg |
【年代と国】 | 1930年代後半〜1940年代 フランス |
【サイン】 | 十字架にエッチングのマーク |
【状態】 | 良好。 |