Garde-nappeとは直訳するとテーブルクロス・ガード、その実体はお料理を盛った大皿や鍋などをテーブルの真ん中に出す時に、真っ白なテーブルクロスを汚さない為のいわば鍋敷きとして、またクロスがずれないように重しとして使われたものです。
あまり綺麗なので、本来の使い方をしてはもったいないようですが、我が家では常にテーブルの中心に置いてあり、花を載せたり、飲物や食べ物を載せたり、何も載せずに眺めたりしております。
他所では花瓶や置物の台、チーズボードとしても使われているようですし、色々楽しめると思います。
画像では判り難いかもしれませんが、模様は型で裏側に刻まれており、表面は平滑に透明に磨きあげられていて、裏の模様が透けて見えるようになっています。
物を載せる為のものだけに表面や縁に細かな擦れや疵が在りますが、まだまだ現役でイケそうです。
資料画像は1893年版のバカラ型物カタログからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:3.7cm 幅:22cmx22cm 重さ:1.8kg |
【年代と国】 | 19世紀末 フランス |
【サイン】 | 裏面模様の中に型でBACCARATとDEPOSE |
【状態】 | 良好。 |