昆布やワカメを想わせる半透明なダークグリーンのガラスに紫色っぽい虹彩が掛けられ、更に銀彩でケシの花が描かれております。
半ば開いたチューリップのようなフォルムも美しく、ジャポニズムとアールヌーヴォーをミックスしたような珍しい花瓶です。
ライティングの関係で少し派手に見えるかも知れませんが、実物は銀彩も程好く落ち、色合いも落ち着いており、なかなか渋いです。
作者は特定できませんでしたが、19世紀末のボヘミアのものと思われます。
【サイズ】 | 高さ:10.5cm 口径:9.5cm 底径:5.5cm |
【年代と国】 | 19世紀末 オーストリア |
【サイン】 | ありません。 |
【状態】 | 良好 |