1820年創業のフランス銀器の最高峰といわれるピュイフォルカの魚用ナイフ&フォーク6客セットです。
"Louis XV N°47"というモデルで、控えめながらロカイユ模様をあしらった装飾モティーフがルイ15世様式ということのようです。
(因みにLouis XV様式とされているモデルはこのN°47 の他にも幾つか異なる装飾のものがあります。)
優雅なフォルムにアカンサスやロカイユのモティーフが精緻にレリーフまたは手彫りされた美しいカトラリーです。
モノグラムがありますが、綺麗な文字なのでむしろ装飾のようです。
魚料理用ではありますが、家庭では魚に限らず柔らかいお料理やデザートなどにも使えると思います。
資料画像は、David ALLAN著『19世紀フランスの食卓のカトラリー』からの抜粋で、モノクロ写真はピュイフォルカの1900年頃のカタログのコピーとのことです。
【サイズ】 | 長さ:ナイフ、フォーク共19.5cm 幅(最大):ナイフ2.5cmフォーク2.8cm |
【年代と国】 | 19世紀末〜20世紀初頭 フランス |
【サイン】 | PuiforcatのE/Pマークの刻印 マーキュリー1(輸出用の950/1000の銀)の刻印 野兎(里帰りして国内で販売された銀)の刻印 |
【状態】 | 良好。使用による小疵あり。 |