1842年創業のHAVILANDは、今更言うまでもありませんが、フランスの
リモージュ陶磁器を代表する名窯として世界的に有名です。
中でもこのImperatrice Eugenie(ユジェニー皇后)シリーズは人気が高く、HAVILANDの看板娘的なモデルのひとつです。
オリジナルは、1901年に画家のレオンス・リビエールがユジェニー妃の
為に彼女の好きなスミレの花のモティーフでデザインしたとのことです。
ボーダーのデザインが原型とは違いますが、現行品もスミレの絵柄は
当時の絵柄がそのまま用いられております。
可憐なスミレの花がアールヌーヴォー調の流れるようなラインで描かれた美しい絵柄は、ユジェニー妃のエレガンスそのものといえましょう。
本品は現行のディナー皿とデザート皿の中間のサイズで、我家でも
愛用しておりますが大変使い勝手の良いお皿です。
窯印は1958年頃のもので、6枚中3枚には販売店の銘も入っており、
20世紀初頭から1960年代までパリのオペラ座界隈で名を馳せた
高級店ROUARDで売られた品であることが分かります。
*ユジェニー妃についてのブログは
こちらから。
【サイズ】 直径:24.5cm 高さ:2.5cm
【年代と国】 1958〜1960年代 フランス
【サイン】 赤でHAVILAND LIMOGES FRANCE
【状態】 大変良好