Renaissance dépoli ルネッサンス・デポリは、バカラの型物の中でもとても古く私の最も好きなパターンのひとつです。
オールド・バカラの得意技の一つで、後にはラリックも好んで用いたクリアとフロスト(デポリ=すりガラス)をコンビネーションさせた技法が最も効果的に使われており、非常に美しいシリーズです。
コンポートにも脚の長さ、サイズ、二階建てなど幾つかのヴァージョンがありますが、本品は脚の短いタイプになります。
バカラの器は(型ものは特に)使ってこそ価値が実感できます。
何を載せても似合いますので、惜しげなく使いましょう。
資料画像は、1893年版バカラ型物カタログからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:10cm 口径:22.5cm 台座直径:11.5cm |
【年代と国】 | 1880〜1890年代 フランス |
【サイン】 | 型でBACCARAT DEPOSE |
【状態】 | 良好 |