ラパス(猛禽類)と名づけられたルネ・ラリック1931年のモデルです。
猛禽とはいうもののまだ子供なのか、むしろ可愛らしい小鳥のように見えます。本来は灰皿として作られたようですがとても小さく、今では専らリングトレーとかピントレーと見做されているアイテムです。
本品は戦後の復刻版ですが、最近まで作られていた現行品とはサイズやディテール、サインなどが違い、よりオリジナルに近いものです。
底のサインの上に販売店のシール(写真)が貼り付いておりましたが、サインを見るために剥がしました。
因みにこのAu Vase Etrusqueという店はパリのマドレーヌ広場に19世紀末から1970年代まであったルイ・ダモンの有名な高級工芸品店です。
資料画像はMARCILHAC著カタログ・レゾネからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:6cm トレー直径:9.8cm |
【年代と国】 | 1970年代 フランス |
【サイン】 | ア・ラ・ルーでLalique France |
【状態】 | 良好。底に薄い輪状のスレあり |