Georges LELEUジョルジュ・ルルーというフランスのランプメーカーの代表的で最もポピュラーな作品の一つであるアザミ文石油ランプです。
この製作者についての詳細は不明で、アール・デコの高級家具デザイナーJules LELEUとしばしば混同されております。
本品のようなアール・ヌーヴォーの石油ランプからアール・デコの電気照明までありますので、19世紀末から1930年代まで続いたメゾンと思われます。
資料画像のような真鍮の大きな笠が付くタイプだったようですが、
本品はガラスのチューリップシェードを合わせてあります。
シェードは綺麗なフランボワーズ色のクリスタルに手彫りで花がグラヴュールされ金彩がほどこされた美しいものです。
現存するこのモデルのランプは資料画像のように電気にアレンジされていることが多いのですが、本品は石油ランプのまま残されており、今も使用可能です。
【サイズ】 | 高さ:全体(火屋除く)9.7cm シェード14cm 直径:台座18cm 油壷16cm シェード16.5cm |
【年代と国】 | 19世紀末〜20世紀初頭 フランス |
【サイン】 | 台座にG.Leleu |
【状態】 | 良好。 |