遠目にはラリックとも見紛うアール・デコでデコボコな球形花瓶です。
デフォルメされたツバメの群れが飛んでいるデザインがなかなか素敵で、サティネされた無色のガラスも綺麗です。
目立たないしかも読めないサインがあり、調べますとArrersとArversに説が分かれるものの、どちらもAndré Delatte(1887-1953)とのことです。
サインの資料画像はGLASMARKEN LEXIKON 1600-1945というガラスのサイン百科事典のような本からの抜粋です。
大きめですが、口が小さいので花が活けやすく、面白いアレンジが楽しめるのではないでしょうか。
【サイズ】 | 高さ:8cm 幅(最大):9.8cm 奥行(最大):5.3cm |
【年代と国】 | 1928年頃 フランス |
【サイン】 | 型でArvers 又はArrers FRANCE |
【状態】 | 口縁に小さなチップ。底にシールを剥がした跡。 内側底近くに錆(?) |