猟犬らしき賢そうな犬が、行儀良く『お座り』して横を向いた格好が微笑ましいペイパーウェイトです。
1893年のカタログ上には既に掲載されておらず、それ以前に廃番になったモデルと思われます。
バカラの型物にサインが入るようになったのは1870年代後半からで、本品にはサインはありませんが、同じような猟犬パターンの型物が他にもありますし、また台座の形状や品質などからもバカラ製品であることが判ります。
写真映りがあまり良くないようですが、この犬実際はなかなか可愛く、机の上に置くと窓やランプの光を透してフロスト加工された体がパール状に柔らかく明るみ、とても綺麗です。
【サイズ】 | 高さ:13.3cm 台座直径:10.6cm 重さ:600g |
【年代と国】 | 19世紀後半 フランス |
【サイン】 | 型でBACCARAT |
【状態】 | 良好。台座の上面に浅いチップ一箇所あり。 |