ルグラのエナメル彩ガラスは、絵柄や色の豊富さ、完成度の高さで他の追随を許さないレベルと定評があります。
ルグラならではの美しく暈した色ガラスに、トンボを狙う燕とミモザなどの花がエナメル彩で達者に描かれ、金彩も施された逸品です。
ルグラの花器はフォルムによってモデル名が付けられておりますが、本品はトロカデロと名付けられており、おそらく1878年のパリ万博の為に建てられたトロカデロ宮の庭園の斜面に作られた噴水の形をイメージしたものと思われます。
資料画像は2012年に出版されたMichel夫妻とVitrat夫妻共著のFrançois-Théodore Legrasからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:15.5cm 幅(最大):11cm 奥行:7cm |
【年代と国】 | 19世紀末〜20世紀初頭 フランス |
【サイン】 | ありません。 |
【状態】 | 良好 |