Carnet de Bal (カルネ・ド・バル)、直訳すると舞踏会の手帳、英語ではダンスカードと呼ばれたようです。
古き良き時代の欧米では、若い女性が舞踏会に出る時の必需品だったようです。舞踏会のプログラムや、ダンスを申し込まれた男性の名前や順番などを書き留めた小さな手帳… なんと優雅で秘密めいていてロマンティックなのでしょう。
いわば女性としてのプライドを象徴するようなアイテムだけに凝った美しい物が多く、実用品というよりアクセサリー的な物だったようです。
多くの場合、
シャトレーヌなどに下げられるように環やチェーンが付いていたり、鉛筆やシャープペンシルが付いていたりします。(シャトレーヌにセットされた例を画像でご覧下さい。)
宝石や貴金属を用いた物から、銀メッキしたブリキや紙で出来た広告入りの景品のような物までありますが、本品は銀のカバーとアイボリーのページで作られた高級品です。
30年以上前にフランスで購入しましたが、英国製です。チェーンは後付けで、材質は未確認です。(多分、銀)
ペンダントにしても面白いですし、バッグに忍ばせてメモ帳として使うのも優雅で粋です。
*本品は東京からの発送になります。
【サイズ】 本体:6cm×4cm チェーンの長さ:40cm
【年代と国】 (本体)1900年 イギリス
【サイン】 King & Sons (1897-1903英国の銀器メーカー)の刻印
Chester(英国チェスター)1900年の銀の刻印
【状態】 概ね良好。 アイボリーに小さな亀裂や汚れあり。