オレンジとブルーをまだらに混ぜ合わせた複雑な色合いのガラスに茶色を被せ、アシッドでブリオニア(蔓草類)をカメオ彫りしたキャラフ型花瓶です。
ブリオニアは野生植物が好きだったガレの作品にしばしば見られるモティーフで、植物の形態がそのままアール・ヌーヴォー的です。
お尻が大きく、いったん縊れた首が口で3つに開いたシェイプはキャラフのようです。
一見地味ですが、微妙に味わい深い作品です。
【サイズ】 | 高さ:26.8cm 胴径:12.2cm 口径:5cm |
【年代と国】 | 1906年〜1914年 フランス |
【サイン】 | カメオでGallé |
【状態】 | 良好 |