マルセル・グピーはアール・デコ期のガラス装飾家の第一人者として有名ですが、作品はあまり市場に出回りませんし高価です。
シンプルでありながら茶目っ気があり、同時にしっかりアール・デコ的な洗練されたデザインがグピーの特徴です。
本品は彼がアート・ディレクターを務めていたパリの高級工芸品店ROUARDの商品として作られたリキュールセットです。
陶器のホルダーに可愛らしく収まったクリスタルのキャラフとグラス、とても個性的で珍しいタイプのセットです。
資料画像はMaison ROUARDの1932年版カタログのリキュールセットのページからの抜粋で、掲載のセットはエナメル彩の装飾の無いスタンダード品のようです。
コメントには『ファイアンスとクリスタルの1206番のセットはチャーミングな創作です、云々』と書かれています。
マルセル・グピーに関する私のブログも
こちらからご参照下さい。
【サイズ】 | キャラフ:高さ(栓含む)15.5cm 胴径8.3cm グラス:高さ7.5cm 口径3.8cm 底径2.5cm ホルダー:高さ4.5cm 幅27.3cmx14cm |
【年代と国】 | 1930年代 フランス |
【サイン】 | ホルダーにm.goupy. Rouard. Paris. キャラフにm.goupy. |
【状態】 | 良好。 |