ラッパ水仙の花が横向き、上向き、正面向きと三態デザインされたシェードが実にアールヌーヴォー的で美しいプラフォニエです。
消灯状態ではフランボワーズ色の単色型ガラスのように見えますが、灯りが入ると花柄が明るく浮かび上がり、背景色にはサテンのような光沢が表れ、まるでマジックのようです。
どのような仕掛けになっているのか仔細に見ても今ひとつよく分からないのですが、ガラスは2層になっていて表面はエッチングで花が浅く浮き彫りされており、光沢は薄い虹彩が施されているようです。
長く伸びた紡錘形のフォルムにバランスよくコーディネートされた真鍮の金具も、細工の良い立派なもので、全体に完成度の高いプラフォニエです。
電気はフランス仕様ですが、日本でそのまま使えます。
ピン式電球使用になっております。
【サイズ】 高さ(全体):32cm シェード胴径:10.5cm
シェード長さ:19cm 天井金具直径:16cm
【年代と国】 20世紀初頭 フランス
【サイン】 ありません。
【状態】 良好。シェードの口縁部分には小さなカケ多数あり。