捩り模様の凹凸をつけたウラリーヌ(ウラニウムで着色したガラスやクリスタル、英米ではヴァセリングラス)に金彩で装飾を加えた美しいゴブレです。
淡い若草色のガラスと蕾をつけた梅の小枝のような金彩模様が爽やかで春の気配を感じさせます。
色々なサイズがあるようですが、本品はおそらく最も大きなものと思われます。
資料画像はフランスのナンシー派美術館所蔵のガレ作品カタログからの抜粋です。
これによると、このモデルは1902年にパリで開催されたサロン・ド・ラ・ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール(国民美術協会展)に出品されたとのことです。
【サイズ】 | 高さ:11cm 口径:7.3cm 底径:5.2cm 満水容量:280㎖ |
【年代と国】 | 1902〜1903年 フランス |
【サイン】 | エナメルでE.Gallé |
【状態】 | 良好。サイズ、色味、フォルムに多少の 個体差あり。 |