無色に白、ピンク、紫、モスグリーンを重ねた多層被せガラスにアシッドで紫陽花の一枝をカメオ彫りした小さな一輪挿しです。
晩年のエミール・ガレのお気に入りのモティーフの一つだった紫陽花パターンは、彼を偲んで没後2年間さまざまなガラス器に用いられました。
基本的な配色はみな一緒ですが手作りだけに色の濃淡やバランスなどニュアンスに違いが出てきます。
本品は青みを帯びた紫が特に良い色を出しており、ほっそりとしたフォルムにも似合って、しとやかで美しい花瓶です。
【サイズ】 | 高さ:16.3cm 口径:2cm 胴径(最大):6cm |
【年代と国】 | 1904年〜1906年 フランス |
【サイン】 | カメオでGallé ガレ没後2年間だけ用いられた*付きサイン |
【状態】 | 良好 |