サテンのようなマットな光沢を帯び、無色にピンクを暈したガラスの表面をエッチングでジヴレし、アイリスを浮き彫りにした上に金彩で陰影を付けた小さな美しいガラス器です。
ルイ15世風な装飾のある銀(ヴェルメイユの痕跡あり)の取っ手や蓋が付いており、優雅で高級感があります。
シュガーポットとして作られたものと思われますが、金平糖や豆菓子などの小さなお菓子や茶葉を入れたりしても良さそうです。
因みに銀器メーカーはパリにあったRudolphe Beunké(1888年〜1910年)と刻印から判明しました。
【サイズ】 | 高さ(蓋含む):12cm 口径(内):5.7cm 蓋直径:10.5cm 胴径:9cm 台座径:5cm |
【年代と国】 | 1890年代 フランス |
【サイン】 | 底に金彩でDAUM ǂ NANCY 蓋、口金、台座に純度950/1000の銀の刻印 とメーカーマーク |
【状態】 | 良好。蓋に若干の歪みや凹みあり。 |