スモークブラウンを帯びた地にフランボワーズ色や若草色を暈し入れた吹きガラスの器に、アシッドでジヴレ地紋とフクジュソウの花や蕾の浮き彫りを施し、茶色のエナメル彩と縁金を加えた小さな花瓶です。
Vidiéはパリ近郊のPantinにあったQuatre-Chemins de Pantinという1867年創業のガラス工場のオーナーの名前です。
この工場は1897年にルグラに吸収され、1925年にはCotyに買収されたので、Vidieのサインは1896年以前の数少ない工芸ガラス作品にのみ見られます。
【サイズ】 | 高さ:10.4cm 胴径:12.2cm 口径:9.7cm |
【年代と国】 | 1890年代 フランス |
【サイン】 | エナメルでVidie |
【状態】 | 良好。 |