白磁に野の花と蝶がさらりと絵付けされた上品なラヴィエです。
植物の蔓を模った小さな取っ手も良い感じです。
ラヴィエはおつまみ皿のことですが、お茶うけのお菓子やお料理にも使えて便利な器です。
パリのテュルビゴ通りにあったカンパニー・フランコ・アングレーズという食器専門店のマークがあります。
この店はイギリスの硬質陶器の輸入販売元でもあり、マークにもTerre de fer(硬質陶器、英語のIronstoneに当る)と入れてあるように英国陶器類のスペシャリストだったようですが、本品は絵付けのスタイルや質感からフランス磁器と思われます。
資料画像は販売元の1900年頃のポスターです。
【サイズ】 | 高さ:3cm 幅:22.8cmx11.8cm |
【年代と国】 | 19世紀末〜20世紀初頭 フランス |
【サイン】 | 上記のように社名や住所が入ったマーク |
【状態】 | 良好 |