江戸切子の八角籠目文によく似たバカラのディアモン・ピエールリーのパターンは型物でおなじみですが、本品はハンドカットです。
カットの手触りが心地よく、シャープな透明感が何ともいえません。
バカラは型物も優れていますが、やはりカットものは違うと実感させられる逸品です。
画像では大きく見えますが、実物は意外に小さく、可愛らしいサイズでお茶入れとして作られたものです。
昔ヨーロッパでは紅茶は余程高価な物であったらしく、磁器、ガラス、銀器などで作られた高級なアンティックの茶入れを稀に見かけます。
現代では紅茶の葉は缶入りで売られていて、私などは缶のまま使っておりますが、煎茶などに使ってみてはいかがでしょうか。
【サイズ】 高さ(蓋を含む):13cm 胴径:7.4cm
【年代と国】 19世紀末〜20世紀初頭 フランス
【サイン】 ありません。
【状態】 良好。 底に使用によるスレあり。