モーリス・ランデール(1877-1951)はパリ生まれの画家で、特に細密画家として知られていたようです。
本作品は1935年の2月に描かれた小さな彩色クロッキーのオリジナルで、自筆のサインと日付けがあります。
『パリ、通りにて』と題されているように、2月の寒いパリの街を歩く人々が瞬間的にスケッチされております。
漫画のように小さく、しかもササっと簡潔に描かれているのに、人物の年恰好や動きまで感じられます。
水彩の色使いがまた素敵で、とてもシックな絵になっております。
古ぼけた額装も当時のものと思われます。
裏に『パリ、通りにて 1935年2月 ー モーリス・ランデールによる水彩クロッキー』と書かれたエチケットが貼られております。
【サイズ】 | 額:28.5cmx21cm 画面:23cmx15.4cm |
【年代と国】 | 1935年 フランス |
【サイン】 | 手書きでMaurice Renders février 1935と 28-2-35(35年2月28日) |
【状態】 | 良好 |