一般のフランス人がお茶を嗜むようになったのは1840年頃からと言われており、それも当初は上流階級に限られていたようです。
長い間王侯貴族の飲物だったお茶やコーヒーを家庭で楽しむようになった19世紀後半、銀器メーカーは多くのコーヒー&ティーサーヴィスを作りました。
20世紀以降はコーヒーポット、ティーポット、シュガーポット、クリーマー、トレイの5点セットが一般的になりましたが、当時はこれにティーケトルが付いた6点セットが主流だったようです。
本品はルイ16世風のフォルムや装飾が美しいシルバープレートの大きなティーケトルです。
現代では簡単にお湯を沸かせますし、保温ポットもあるので一般には使われなくなったアイテムですが、西洋茶釜としてアフタヌーンティーなどに使うとエレガントで華やかな茶席になることでしょう。
100年ほど経っていると思われますが、綺麗な状態が保たれており十分使用できます。
アルコールランプ用の燃料と芯は付いておりません。
【サイズ】 | 高さ(ハンドル含む):38.5cm 本体胴径:15.7cm 台座直径:12cm 満水容量:1.5ℓ |
【年代と国】 | 19世紀後半 フランス |
【サイン】 | ありません。 |
【状態】 | 良好。小さな凹みや歪み若干あり。 |