一見、真鍮の台座が付いているように見えますが全身ガラスです。
白、錆朱色、臙脂色の斑文が入ったスモークグラスに盛上げ金彩で
風になびく柳の枝が金蒔絵のように描かれており、かなり念の入ったリッチなジャポニズム作品です。
クリスタルリーは特定できませんでしたが、私見では1870〜80年代のクリシー(セーヴル)辺りではないかと思われます。
底に、当時の値札シールの一部が残っており、南仏トゥールーズの店で売られていた品であることだけが辛うじて分かります。
【サイズ】 高さ:25.3cm 胴径5cm 台座幅:10.7cm
【年代と国】 1870〜80年代 フランス
【サイン】 ありません。
【状態】 良好。口縁部と台座にチップあり。