蔦と小雪のようなドットがホウィールエングレーヴィングされた美しい大きなグラスです。
バカラのグラスは意外にこうした手彫りのグラヴュール装飾がほどこされたものは少なく、本品は珍しいモデルです。
資料画像は1907-1908年版バカラテーブルウェアカタログからの抜粋で、本品の原型となる無地のモデルです。
これによると、タイプは軽いクリスタル、フォルムは長ゴンドラ型、ステムはストロー型(細く真っ直ぐなシェイプ)とのことです。
タリフ表を見ますと、水用グラス(2サイズ有り)の小さい方が本品のサイズでした。
【サイズ】 | 高さ:14.8cm 口径:7.3cm 満水容量:220㎖ |
【年代と国】 | 19世紀末〜20世紀初頭 フランス |
【サイン】 | ありません。 |
【状態】 | 良好 |