フジェール(羊歯)と名付けられたパターンのシャンパンフリュートです。
シャンパングラスにはクップとフリュート、昔はゴブレ(脚のないタンブラー型)も使われたようですが、今ではレストランなどでは専らフリュートが主流です。しかし、なかなかバランスの取れた格好の良いフリュートは少なく、久々に入手しました。
フジェールのフリュートは脚が太めで使いやすく、私も長年愛用しております。
重心が下方にある安定感のあるクラシックなシェイプと、軽やかで繊細なアール・ヌーヴォー調のグラヴュールというコンビネーションが意外にしっくりと調和したバカラならではの完成度の高いモデルです。
資料画像はバカラの1907年版テーブルウェアカタログからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:17cm 口径:4.7cm 底径:6.5cm |
【年代と国】 | 19世紀末〜20世紀初頭 フランス |
【サイン】 | ありません。 |
【状態】 | 良好 |