本来はシュガーポットとして作られた大変古いバカラの蓋物です。
型物にBACCARATの銘が入るのは1870年代後半以降ですが、本品は無銘なのでそれ以前の製品ということになります。
年代は特定できませんが、デザインはルイ・フィリップ時代(1830-1848)の様式で、1893年のカタログまでは掲載されているモデルです。
バカラとしては非常に稀少なウラン入りヴァージョンで、独特の黄緑色が美しく発色しております。
資料画像は、1893年版バカラ型物カタログからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:全体18cm 本体12cm 口径:11.8cm 台座直径:6.7cm |
【年代と国】 | 1840年代〜1870年代前半 フランス |
【サイン】 | ありません。 |
【状態】 | 良好。本体内側の蓋受け部分に微細なチップあり。 |