まるで本当の水晶から切り出したかのような8面のファセットカットがほどこされた厚く透明なガラスの小瓶に、スミレの花が深くインタリオでカットグラヴュールされた非常に美しい器です。
彫りの深い部分は4〜5mmぐらいの深さがありそうです。
おそらくボヘミアン・クリスタルの最高峰MOSER製かと思われます。
口金はフランスの刻印がされた純銀で、リュバン・クロワゼのモティーフが装飾され、振り出しの穴は丸穴9個、星型4個開けられております。
塩やコショーを入れるのはもったいないような、香水壜或いはビジューのような珠玉の小品です。
【サイズ】 | 高さ:9cm 胴径(最大):4.8cm 口金直径:3.3cm |
【年代と国】 | 1900年頃 チェコ(?) フランス |
【サイン】 | 口金にミネルヴァの刻印とアトリエの刻印 |
【状態】 | 良好 |