アール・ヌーヴォーの装飾モティーフとして愛用されたクレマチスの花がデザインされた美しいフォークです。
フランスでは殻に入ったエスカルゴを食するためのフォークですが、サザエや蟹、果物などにも使えてとても便利なカトラリーです。
19世紀後半から20世紀初頭にかけてパリの高級銀器メーカーとして知られていたSAGLIERサグリエ兄弟社は数々の名品を残しています。(アールヌーヴォー期のDAUMやLEGRASのガラスと組合わせた逸品は有名です。)
この時代の柔らかいデザインのカトラリーによく用いられたメタル・ブラン(洋銀、ニッケルシルバー)と呼ばれる材質でできておりますので、メッキが剥げるといった心配がありません。
古めかしい箱に入っております。
【サイズ】 | 長さ:14.7cm 幅(最大):1.8cm |
【年代と国】 | 1900年頃 フランス |
【サイン】 | メーカーマークS☆F☆☆☆とMETAL BLANCの刻印 |
【状態】 | 良好。 |