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ホーム | LUMINAIRES 照明器具 > キャンドルスタンドリトファニー 19世紀ランタン式ヴェイユーズ
商品詳細

リトファニー 19世紀ランタン式ヴェイユーズ

稀少なリトファニー*が4面も嵌め込まれ、しかも金具も全てオリジナル
という超Rareなフォトフォールランプです。
19世紀半ばに発明されたリトファニーは、マイセン窯がすぐに特許を
買い、ベルリン(K.P.M)を中心にドイツで展開され、あっと言う間に
世界中に流行が広まりました。
このため、外国では別名『ベルリン透明磁器』とも呼ばれたのですが、
本品はこのリトファニー最盛期の代表的かつ最大の制作元である
Prensaich Porzellan Manufactur in Plaue (P.P.M.)という
窯(ブランデンブルク近郊のプラウエに在ったため通称プラウエ窯
とも呼ばれる)で作られたもので、『元祖リトファニー』的な歴史的にも
価値のある作品です。因みにリモージュの国立陶磁器博物館所蔵の
リトファニーもこの窯のものです。
素朴な田舎の子供達の情景が4景、合わせると円を描くようにrareな
上に更にrareな湾曲したパネル(普通は平面)に、リトファニーの
特徴である緻密で立体的なタッチで刻まれております。
パネルのホルダーを兼ねたランタンは、鋳型で模様を付けた鉄で
出来ており、フックとその飾り金具はブロンズ製です。
電気が発明される以前のヴェイユーズ(常夜燈)ですので
本来はフォトフォールとして蝋燭を入れて用いますが、
ご希望により電球式に変えられます。

*LITHOPHANIEは、1827年にフランスのCharles de Bourgoing男爵が
発明し特許を取った製法の磁器パネルで、光を透かしてのみ見える
絵柄が極薄の白磁に彫刻されたパネルを、蝋燭や石油ランプの笠
などとして用いるものです。
1828年にドイツのマイセン窯が特許を買ったのを皮切りにKPM、
ウースター、ウェッジウッド、ロイヤルコペンハーゲン、セーブル他
世界中の名窯が競って制作しました。
技術的には非常に複雑でデリケートな工程で作られ、メダルの彫刻
に似たテクニックと言われます。
現在も専門のアトリエや、リモージュの大手の窯などが装飾品として
制作していますが、あまりに薄くデリケートな性質の為、流行った割
には19世紀の古い物はあまり残っておらず、まして完品は稀少です。

【サイズ】   高さ(吊るした場合の全体):32cm /(本体のみ):13cm
         直径(最大):15cm
【年代と国】  1850年代  ドイツ
【サイン】   4枚の磁器パネルの裏面にPPM+4桁の数字
         ランタンの底にマーク(画像参照)