『アルゴス』はルネ・ラリックによる1939年のモデルですが、戦後復刻され現在まで続いています。
丸みのあるボウルと四角いステムとフットが特徴的なモデルですが、本品はシリーズのグラス類とは異なり、ボウルのシェイプは直線的で、ステムのモティーフ入りの2連の帯が2組あります。
シリーズとは別にデギュスタシオン(テイスティング)グラスとして作られた2モデルのうちの一つで、復刻版の無い稀少品です。
通常デギュスタシオンと呼ばれるグラスは普通のグラスより大きいですが、このモデルはfineと称され、小さくて変わっております。因みにもう一方はブルゴーニュと称され、丸くて大きいグラスで、こちらは戦後も復刻されています。
資料画像はMarcilhac著ラリックのカタログレゾネからの抜粋です。
因みにアルゴスはギリシアの古代都市(現存)の名前です。
【サイズ】 | 高さ:11.8cm 口径:6.2cm 台座幅:4.2cm |
【年代と国】 | 1939年 フランス |
【サイン】 | サンド・ブラストでR.LALIQUE |
【状態】 | 良好。 |