『クロ・サント・オディール』のボトルはルネ・ラリック1922年のモデルで、アルザスの酒造業者Weissenburgerの為に作られました。
Clos Sainte-Odileは大きなブドウ園(現存します)で、ラリックはこのワイナリーの為にキャラフやワインクーラーなども作りました。
このモデルは49cmから20cmぐらいまで色々なサイズがあり、サイズによって膨らみ具合が違い、シェイプが多少変わります。
サクランボ他各種の果実酒を詰めて販売したようです。
本品は42cmの大きなサイズで、聖女オディールのプロフィルがレリーフされたメダイヨンは金色のパティネ(赤茶色のパティネが多い)が施されております。
珍しいことに注ぎ口の付いた替え栓が付いており、おそらくカフェなどの業務用として作られたボトルと思われます。
資料画像はMarcilhac著ラリックのカタログレゾネからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ(本体):42cm 口径:3.8cm 胴径(最大):15cm |
【年代と国】 | 1920~1930年代 フランス |
【サイン】 | 底に型でClos Sainte-Odile Made in France |
【状態】 | 良好。口に小さなカケあり。 |